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二人で着せるのが苦手ですか?
コツは力加減を見極めるです。
着付け師さんは一人で着せるのは
もちろんのことですが、
実は協力して二人で着せることがあります。
実は現場では意外と多いですね。
私が二人で着付けをするときに
相手によって少しやり方を変えています。
まずは
相手が力が強いタイプか
弱いタイプで変えています。
これを最初に見極めます。
それは長襦袢のときに判断します。
相手が前で自分が後ろなら
長襦袢の衿を引くときか、
胸紐を結ぶときに判断します。
ここで力が強いタイプは
後ろでしっかり背中心をずらさない
ようにすることがポイントです。
大体は利き手の力が強いので
そっちに引っ張られがちです。
うっかりすると
背縫いがずれることもあるんです。
実際、結構ありました。
反対に弱いタイプだったら、
背縫いがまっすぐになってれば
そんなにずれたりもしません。
そのときは力加減を変えながら後ろの
背縫いがずれないように押さえています。
ポイントポイントで力を
持っていかれるので
気をつけながらやっています。
ちょっとマニアックすぎる
内容ですね。
実際二人で着せる時は相性もあるので
よくどうしたらいいか相談も受けたりもします。
二人の場合は着付けをしている人が
お客様の前に一人、後ろに一人で
やるパターンです。
前の人が重要です。
なぜかというと
前の人が着物を殆ど
着せていくので前の人のかかる着付けの時間で
スピードが速かったり
遅かったりで違いがあるんです。
後ろの人はいかに
前の人にあわせながら、
着付けをしていかないといけません。
いきなり、初対面でお願いします
となったら結構大変ですね。
人によって着付けって
実は全然違ってますよ。
同じ人から習っても違ってきます。
紐を渡す時や後ろの衿を引く力加減とか
計算しながら私はやるようにしています。
上手に二人で着せていく参考にしてください。