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「着物を着るとき、前日に畳んでいる状態(本畳み)のまま準備していませんか?」
実は、着物は本番前に一度“仮畳み”をすることで、着るのがスムーズになります。
この記事では、元着物関係に勤めていた私が、毎回実践している立ったままできる袖畳み(そでだたみ)のコツと、着物が崩れにくくなる準備方法を詳しく解説します。

なぜ着物は「仮畳み」してから着るべきなのか
着物は広衿タイプだと衿を半分に折る作業があるので、これを準備するのに広げないといけません。特に長襦袢は、衿芯を入れるときに必ず畳んでいる形を崩すため一度広げないといけません。一度広げて準備したらバサッと置くより袖畳みをしておくと安心して着物が着れます。そしたら時間もスペースもとらない仮畳みがおすすめです。
ハンガー掛けにも落とし穴がある
「ハンガーに掛けておけばいいのでは?」と思われがちですが、ハンガーから着物を外すときに脇側を持ち上げると、脇がふわっと膨らみ、着崩れの原因になります。私は特に長襦袢を着たあとに絶対に脇は開きたくないです。着崩れの原因になるからです。そのため、長襦袢を着たあとはすぐに着物を羽織ります。
そこで便利なのが、次で紹介する“袖畳み”による仮畳みです。

床に広げなくてOK!立ったままの「袖畳み」が圧倒的にラク
私は呉服屋に勤めていた時に最初に教わった方法で、現在もずっとこの立ってできる袖畳みを使っています。
床にスペースを作る必要もなく、準備がスムーズになるのでとても便利です。

袖畳みを使うメリット
- 床に広げるスペースが不要
- 衿の中央が分かりやすく、着るときに迷わない
- 着物を一度だけ着るときの簡単な仮畳みに最適
- 仕事として着物を扱う人にも必須スキル
一週間以内にまた着るなら「本畳み」は不要
タンスやたとう紙にしまうときは本畳みをしますが、
普段着でお洋服感覚で着る着物で「またすぐ着る」「1週間以内に着る予定がある」という場合は、私は袖畳みだけにしています。面倒くさがりなのでまた、タンスに入れたくないです。
仮置きのスペースをつくって、立ったままポンっと置くだけで済むので本当にラクなんです。
着物を脱ぐときも袖畳みが便利
脱ぐときは半日ぐらいハンガーにかけて、その後はまた着る予定が近い場合は仮畳みをしています。衿の中央を持つので、広衿の場合は半分に折ってスナップや紐があるタイプは留めてから畳めばOKです。
袖畳みは衿の中心が分かりやすいため、脱いだあとの処理もスムーズです。
着物を着る人・仕事にしたい人は袖畳みを覚えるべき(袖畳みのやり方の動画あり)
着物を着る機会が増えるほど、袖畳みを知っているだけで準備時間が短くなり、着崩れも減ります。
また、今後着物関係の仕事をしたい方にも絶対に覚えてほしい技です。
毎回の準備が本当にラクになりますよ。
YouTubのショートで袖畳みのやり方を公開中(1分で分かる)↓↓

まとめ:着物の前日準備は「袖畳み」の仮畳みが最強
着物を綺麗に着るためには、前日の準備がとても大切です。
本畳みのままより、袖畳みで一度仮畳みをしておくだけで、翌日の着付けが驚くほどスムーズになります。
あなたもぜひ、次に着るときから「袖畳み」を取り入れてみてくださいね。
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