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成人式が終わって、ほっと一段落するこの時期。
私は毎年ひとつ気になることがあります。
「その後、着付けで何かありませんでしたか?」ということです。
今日は成人式の着付けでなぜクレームが起こるのか、そしてこれから他装を学ぶ方に知っておいてほしいことをお話しします。
あくまで現場で感じている一例なのですべての方に当てはまるかは分からないですが、参考になればうれしいです。
成人式の着付けクレームで多いのは「苦しい」「着崩れ」
成人式の着付けで多いクレームは、実は帯結びの形ではありません。
- 帯が下がってきた
- 裾が落ちてきた
- 苦しかった
- 途中で着崩れた
華やかな帯結びよりも、「一日快適に過ごせたかどうか」が強く印象に残ります。
苦しさや着崩れは、そのままクレームにつながりやすい部分です。
実際にあった成人式の着付けトラブル
毎年というわけではありませんが、成人式の途中で
「どうにかしてください」と不安そうに来られる親子がいらっしゃることがあります。
帯が大きく下がってしまったり、歩くたびに裾が気になったり。
お話を聞くと、他の会場や美容室で着付けをされたケースがほとんどです。
これはどこが悪いという話ではありません。
成人式は短時間で多くの方を仕上げる特別な現場です。
人材不足で慣れていない方が入ることもありますし、時間との勝負でもあります。
また、成人式後にお店の方とお話しすると、
「着崩れのクレームがあって…」と悩まれている声を聞くこともあります。
帯結びのデザインではなく、苦しさや着崩れが中心であることが多いんです。
なぜ成人式の着付けで「苦しい」と言われるのか

ではなぜ、成人式の着付けで「苦しい」というクレームが起きるのでしょうか。
多くの場合、原因は帯結びより前の工程にあります。
- 補正が合っていない
- 体型に合わせた着付けができていない
- どの方にも同じやり方をしている
着物本体の着付けが安定していないと、どれだけ帯結びがきれいでも、時間とともに崩れてしまいます。
特に私も着付けを始めたころに経験があるのが、上に結んだはずの帯が30分後に帯が少し下がってるなと気づくときは補正がうまくいってないケースが多いです。30分で少しでも落ちるということは恐らくもっと長い時間たつと落ちてきています。
他装初心者が成人式前に見直したい練習ポイント
他装を始めたばかりの方に「何が一番難しいですか?」と聞くと、
多くの方が「帯結び」と答えます。
もちろん帯結びは難しいです。
でも、長く現場に立つほどに感じるのは、
本当に難しいのは補正と着物本体の土台づくりだということです。
帯結びのレパートリーを増やす前に、
- 苦しくない締め方
- 体型に合わせた補正
- 着物や帯によって着付けをかえる
ここを丁寧に練習することが、成人式の着付けクレームを減らす一番の近道です。
成人式の着付けでクレームを防ぐために大切なこと

成人式の着付けは「その場で完成すれば終わり」ではありません。
式が終わるまで。
写真撮影が終わるまで。
笑顔で一日過ごせること。
そこまでが着付けです。
華やかさよりも安心感。
見た目の完成度よりも一日の快適さ。
これから他装を学ぶ方には、ぜひそこを大切にしてほしいと思っています。
成人式の着付けクレームは、怖い話ではなく「学びのヒント」です。
土台を見直すことが、着付けの大きな成長につながります。
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