初めての着付けでも安心!時間短縮のための前準備ポイント『動画も見れます』

初心者さん向けに、着物の着付けを早くするための前準備のコツを現役着物の先生が解説します。小物や着物を効率よく並べる方法で、当日の時短着付けを叶えましょう!

目次

着物を着やすい前準備が大切【着物の先生が解説】

1. 着物の着付けに時間がかかる原因とは?

初心者さんが着付けに時間がかかるのは、着物や小物を探すのに手間取ったりすることも多いです。理由は使う順番がわからず迷ってしまうことが主な原因です。必要なものがそろっていないと何度も立ち止まってしまいます。そのために、結果的に着付けが遅くなってしまいます。

まずは着物、帯、帯締め、帯揚げ、腰紐、伊達締め、帯板、帯枕など、使うものをすべてを着る前に用意します。当日慌てないよう、コーディネートも決めておくと安心です。まれに、使おうと思ってた長襦袢に半襟がついてなかったり…そうなると長襦袢からまた選び直しになります。

2. 流れに沿って順番に逆に並べる

着付けの順番に沿って、アイテムを並べることが重要です。ただ、ここで大事なのが逆に用意していきます。最後の使うものから最初に置けば、最初に使うものが一番上になるようにします。着付けのときは、上から順に何も考えないで取っていくだけです。そうすると、着付けにも集中ができます。たとえば、最初に帯締め→帯揚げ→帯枕→帯→帯板の順番で置いていきます。

着付け小物 着物の準備

なるべくスペースをとらないように置くと、移動も最小限にすみます!横に広げて置いていくより上に重ねて置けば、毎回取る位置が同じになります。そうすれば、考えなくて着付ができるの効率的です。

3.  着付け小物は真ん中が取れるようにする

帯以外のほとんどのものが、中央をとって着付けをしていきます。ものを取る度に、中央を探すと時間もかかってしまいます。また、真ん中でなかったときに着付けがしづらくなったりもします。小さなことですが、実際に人に着せるときに”紐とり”といわれるポジションがあるくらいです。基本は着付けをしやすいように、このポジションをすべて小物の真ん中を着付けをしている人に渡すことをやっています。それぐらい、着付けの時間が変わるので小物はとりやすいように真ん中を目立つようにして配置します。

腰紐、伊達締め、着物、長襦袢、帯締め、帯揚げ、全て中央がわかるように配置をします。例えば、腰ひもであれな半分にして中央がとりやすいように置いておきます。

4.利き手側にすべて置く

準備できた小物を正面に置いてしまいがちですが、一番着付けがやりやすいのは自分の利き手側に置くことです。利き手とは逆に置いてしまうと、体の正面の遮ってとることになります。そうすると、からだが余計に動くので着姿にも影響する可能性もあります。すぐにとれる、なおかつ利き手側が一番近い距離になるのでこの位置に配置しておくのがおすすめです。

下の動画で前準備の仕方を詳しく説明しています!

着付け 着物 着物の準備

まとめ:前準備で着物の時間短縮を叶えよう

着付けを早くするコツは、前準備がすべてといっても過言ではありません。必要なものをそろえ、使う順に並べ、スペースを整えることで、初心者さんでもスムーズに着物を楽しめます。ぜひ次の着付けから試してみてくださいね。

この記事を書いた人

1979年福岡生まれ
着付け師歴 8年
35歳から着付け師スタート
年間約300名様着付け

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